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遅咲きのタンポポ
第8章 再会
ひとしきり笑った武井さんは、
私に、腕を貸してくれながら。
「俺、便名教えてないよね?」
と聞いてきた。
ネットで検索して、当たりつけて出待ちしてたと言うと、流石にびっくりしたみたい。
「そんな一か八かの勝負しなくても聞いてくれたら教えたのに。まさか空港まで来てくれてるなんて思いもしなかったから、驚いたけど。」
「少しは嬉しかった?」
「めちゃくちゃ嬉しいに決まってるでしょ。
最高のサプライズだよ。」
そう言って立ち止まり、カートから片手を離して、
一瞬だけ両腕でグッと抱き締めてくれた。
「武井さん、新しい出会いはありましたか?」
武井さんは、笑ってかぶりを振る。
「沙織ちゃんより魅力的な女性には、出逢えなかった。
でも、沙織ちゃん、前より更に綺麗になってない?
誰が沙織ちゃんをこんなにしたの?ちょっと妬ける」
私は、笑って武井さんに抱きつく。
「私、待ってるって言ったでしょう?変わったとしたら、武井さんを想ってたからかな?」
「うわ。なんか、ヤバい。
このまま、攫ってしまいたい…」
目の下を、僅かに染め、目を逸らす。
「攫って、下さい。準備はできてます」
「ちょ、俺、時差ボケ始まってるから、
理性飛んじゃうかも…それでも、いい?」
もちろん、私の答えは、イエスだった…。
私に、腕を貸してくれながら。
「俺、便名教えてないよね?」
と聞いてきた。
ネットで検索して、当たりつけて出待ちしてたと言うと、流石にびっくりしたみたい。
「そんな一か八かの勝負しなくても聞いてくれたら教えたのに。まさか空港まで来てくれてるなんて思いもしなかったから、驚いたけど。」
「少しは嬉しかった?」
「めちゃくちゃ嬉しいに決まってるでしょ。
最高のサプライズだよ。」
そう言って立ち止まり、カートから片手を離して、
一瞬だけ両腕でグッと抱き締めてくれた。
「武井さん、新しい出会いはありましたか?」
武井さんは、笑ってかぶりを振る。
「沙織ちゃんより魅力的な女性には、出逢えなかった。
でも、沙織ちゃん、前より更に綺麗になってない?
誰が沙織ちゃんをこんなにしたの?ちょっと妬ける」
私は、笑って武井さんに抱きつく。
「私、待ってるって言ったでしょう?変わったとしたら、武井さんを想ってたからかな?」
「うわ。なんか、ヤバい。
このまま、攫ってしまいたい…」
目の下を、僅かに染め、目を逸らす。
「攫って、下さい。準備はできてます」
「ちょ、俺、時差ボケ始まってるから、
理性飛んじゃうかも…それでも、いい?」
もちろん、私の答えは、イエスだった…。