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遅咲きのタンポポ
第10章 格差と温度差
「いいね、美味しそうだよね、レーズン。じゃ、この、ブールふたつ、レザンふたつ、キャラメルひとつの5個と、それとは別にブールふたつ、レザン、キャラメルをひとつずつの4個を包んでください。どちらも保冷バッグに入れて。」
「かしこまりました。お持ち歩きのお時間は何分程でしょうか?」
「小一時間で。あ、あと見分けがつくように保冷バッグに何か印つけてください。」
「そうしましたら、4つのお包みの方にこちらのシールをお貼りしておきますね」
と店のロゴシールを貼る店員さん。
アイスそんなにいっぱい買ってどうするんだろ?と思ったら。
「梶井さんに、お土産。ウチの親に言われたとはいえ、正月休みに仕事入れちゃったんだから。
奥さんにこのくらいのお詫びは必要でしょ?」
と、ニコリと笑った。
この人のこういう優しいところが、やっぱり好きだ、と思えた。
「かしこまりました。お持ち歩きのお時間は何分程でしょうか?」
「小一時間で。あ、あと見分けがつくように保冷バッグに何か印つけてください。」
「そうしましたら、4つのお包みの方にこちらのシールをお貼りしておきますね」
と店のロゴシールを貼る店員さん。
アイスそんなにいっぱい買ってどうするんだろ?と思ったら。
「梶井さんに、お土産。ウチの親に言われたとはいえ、正月休みに仕事入れちゃったんだから。
奥さんにこのくらいのお詫びは必要でしょ?」
と、ニコリと笑った。
この人のこういう優しいところが、やっぱり好きだ、と思えた。