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遅咲きのタンポポ
第10章 格差と温度差
年末で道も混んではいたけど、梅田近辺を離れてしまえば渋滞というほどでもなく、川を渡り、車は西へ向かう。

武井さんのお家ってどこなんだろう?

きっと芦屋とか西宮あたりの高級住宅地なんだろうな…と思っていたら、やっぱり車は芦屋市に入り、結構な山手に向かう。

家の区画割がすでに普通の住宅地のスケールじゃない。
豪邸が建ち並ぶ、閑静な街並み。
その一軒の前に車が停まる。

純和風でも、お城のような洋館でもない。
すごくモダンな、コンクリート打ちっぱなしの外観。
でもこれ、一軒、って大きさじゃないんですけど?
小さめのマンションでも経営されてるんですか?何世帯ご入居?
ってくらいの大きさだった…

大きなシャッターの前で、梶井さんがリモコンのボタンを押すと、シャッターが上がる。
ガレージのようだった。
ガレージだけですでに私のマンションの部屋2つ分くらいある。
シャッターは二分割になっていて、中には車が3台停まっていた。
そこにこのレクサスが入って計4台。車なんて詳しくないけど、左右の2台にベンツのエンブレムがついている、くらいのことはわかった。
その向こうにあるもう一台は、よく見えなかったけど、それもきっと高級車なんだろう。
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