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遅咲きのタンポポ
第11章 ホンモノ
ガレージ奥の扉を開けると、ちょうど玄関を入った、エントランスに出る造りになっていて、普通にここで靴を脱いでお家に入る感じのようだ。
落ち着いたカラーのフローリングはマットな質感で。
壁面には天井まで続く大きな三枚扉があって、中はクローゼットのようだった。
武井さんが上がってスリッパを出してくれた時、廊下の奥の扉が開いて、黒いトップスとロングスカートに、エプロン姿の5〜60代の女性がでてくる。
この方がお母さんかしら、エプロンなんかつけて意外と庶民的…と思ったら。
「おかえりなさいまし、祥悟さん。お二人とも、お待ちしておりますよ。お昼は祥悟さんの好きなビーフストロガノフにしましたから。」
「ありがとう、清水さん。お腹すいた。」
家政婦さんでした…
落ち着いたカラーのフローリングはマットな質感で。
壁面には天井まで続く大きな三枚扉があって、中はクローゼットのようだった。
武井さんが上がってスリッパを出してくれた時、廊下の奥の扉が開いて、黒いトップスとロングスカートに、エプロン姿の5〜60代の女性がでてくる。
この方がお母さんかしら、エプロンなんかつけて意外と庶民的…と思ったら。
「おかえりなさいまし、祥悟さん。お二人とも、お待ちしておりますよ。お昼は祥悟さんの好きなビーフストロガノフにしましたから。」
「ありがとう、清水さん。お腹すいた。」
家政婦さんでした…