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遅咲きのタンポポ
第13章 2年越しの想い
コンビニの駐車場を出て、車が走り出す。
ついに。
どうしよう、すごくドキドキする。
初めてじゃないから、頭では解ってる。
照れるような歳じゃないとも思う。
でも。
こんなに好きだ、と思える男性と。
しかも、意識してからもう2年も経ってて。
妄想の中では何度も愛されたけれど。
やっぱり、
初めては、初めて。
急に黙り込んだからだろう。
武井さんが、運転しながら、チラチラとこちらの様子を伺っているのがわかった。
しばらく走って。
車が半地下みたいになっている建物の下に潜り込んで行く。
分厚いビニールののれんみたいなものが入り口にかかっていて、それをくぐった先が、駐車場だった。
そこは、所謂…
ラブホテル。
ついに。
どうしよう、すごくドキドキする。
初めてじゃないから、頭では解ってる。
照れるような歳じゃないとも思う。
でも。
こんなに好きだ、と思える男性と。
しかも、意識してからもう2年も経ってて。
妄想の中では何度も愛されたけれど。
やっぱり、
初めては、初めて。
急に黙り込んだからだろう。
武井さんが、運転しながら、チラチラとこちらの様子を伺っているのがわかった。
しばらく走って。
車が半地下みたいになっている建物の下に潜り込んで行く。
分厚いビニールののれんみたいなものが入り口にかかっていて、それをくぐった先が、駐車場だった。
そこは、所謂…
ラブホテル。