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素直になれなくて
第8章 波乱と別れ
浅井は、再び自分のモノが膨れ上がっていくのを感じていた。
悠里は、優しく微笑むと、浅井に黙って頷いた。
「ん……ありがとう。」
浅井は、悠里にキスをすると、再び腰をゆっくりと動かした。
悠里は、浅井の背中に腕を回した。浅井の温もりを感じながら、快楽の波に飲み込まれていった。


「おはよう。」
「ん……はよ……」
悠里は、少し照れたように頬を染めた。
「身体……大丈夫か?」
明け方近くまで、何度も求められた悠里はグッタリしていた。
「ごめん……ムリさせたな。」
「大丈夫よ……」
すまなそうに謝る浅井に、悠里はキスをした。
「そろそろ仕事行く時間だよね?」
「ん……休んで…このまま続きしようか?」
悠里はクスクスと笑った。
「私も、午後から仕事行くから。」
「え?」
「部長に昨日連絡したの。」
「そっか。」
浅井は、悠里にキスをした。
「あー止まらねぇ。」
悠里の唇に重ねると、舌を絡めて吸い上げる。
「俺……もう、お前の側から離れないから。」
浅井は、悠里をキュッと抱きしめた。
悠里は、クスクスと笑っている。
「悠里……愛してる……」
「浅井……」
2人は唇を重ねると、少し長めのキスをした。

ホテルを出て、浅井はマンションまで悠里を送った。
「ここで、良いよ?」
「中まで送るよ。」
「大丈夫。準備したら、早めに行くから。ね?」
「ん、わかった。」
浅井は悠里を引き寄せると、キスをする。
「待ってるよ。」
悠里は、優しく微笑んだ。
「ん、また後でね?」
「ああ。」
悠里は、助手席から降りると、浅井に手を振った。
「浅井、ありがとうね。」
「おう。」
そう言うと、浅井は自分の家に車を走らせた。悠里は、浅井の車が見えなくなるまで見送っていた。
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