この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
素直になれなくて
第5章 恋人
「なんなんですか?事情って?」
給湯室に入っていった悠里を追いかけて、田坂がやって来る。
「昨日、浅井が行きつけの呑み屋さんで酔い潰れて。」
田坂は、悠里の腰に手を回して抱きついて来る。
「店主から連絡が来たの、何とかしてくれって。」
「なんで、悠里先輩なんですか?」
それは、何時も一緒に飲みに行く事が多いからで…
急に田坂は悠里を壁に押しやった。
「泊まったんですか?浅井さんの部屋に…」
「…うん……」
「何されたんですか?」
「なっ……何にもないよ……」
悠里の顔が、ピンクに染まるのを見て、田坂の眉が上がる。
「こっ…怖いよ……田坂くん…」
「キスされて、その先少しされたけど、何にも無かったらしいぞ?」
突然、声がして悠里も田坂も振り返る。
「あ…浅井……」
悠里は顔が真っ赤になった。
「俺は酔ってて、全く覚えて無かったけどな?」
あー残念だぁ。と浅井は吠えている。
「悠里先輩…」
田坂は浅井が見てるのも構わず、悠里の顎に手をやると、唇を重ねた。舌を入れて悠里の舌を絡め取る。角度を変えて、何度も吸い上げる。
悠里は、田坂の肩を叩く。その手を取られ、押さえ込まれた。互いの唾液が混ざり合う。悠里から力が抜けていく。
腰に手を回して、きつく抱きしめる。
浅井は肩を竦めて、ニヤニヤしながら、給湯室から出て行く。
「悠里先輩……誰にも触れさせたくない。」
悠里は、頬を上気させながら、何度も降ってくる田坂のキスを受け止めた。
「……田坂くん…」
「今すぐ……抱きたい…」
田坂は、悠里の髪に顔を埋めた…首筋に舌を這わせる。
コンコン
さっき出て行った浅井が立っていた。
「悪いな?お楽しみのところ……三軒茶屋店、トラブル発生だ。」
「え?」
悠里は、蕩けた表情をして、浅井を見た。
浅井は、顔を赤らめた。
「そんな顔してると、襲うぞ?」
「もう、馬鹿っ」
田坂は、不安そうな顔を、悠里に向ける。
「大丈夫。そんな顔しないで?」
悠里は、田坂の頬にキスをすると、給湯室を後にした。
田坂は、顔を真っ赤にさせた。
「悠里先輩、気を付けて!」
田坂の言葉に、悠里は優しく笑うと、浅井と三軒茶屋店に向かった。
給湯室に入っていった悠里を追いかけて、田坂がやって来る。
「昨日、浅井が行きつけの呑み屋さんで酔い潰れて。」
田坂は、悠里の腰に手を回して抱きついて来る。
「店主から連絡が来たの、何とかしてくれって。」
「なんで、悠里先輩なんですか?」
それは、何時も一緒に飲みに行く事が多いからで…
急に田坂は悠里を壁に押しやった。
「泊まったんですか?浅井さんの部屋に…」
「…うん……」
「何されたんですか?」
「なっ……何にもないよ……」
悠里の顔が、ピンクに染まるのを見て、田坂の眉が上がる。
「こっ…怖いよ……田坂くん…」
「キスされて、その先少しされたけど、何にも無かったらしいぞ?」
突然、声がして悠里も田坂も振り返る。
「あ…浅井……」
悠里は顔が真っ赤になった。
「俺は酔ってて、全く覚えて無かったけどな?」
あー残念だぁ。と浅井は吠えている。
「悠里先輩…」
田坂は浅井が見てるのも構わず、悠里の顎に手をやると、唇を重ねた。舌を入れて悠里の舌を絡め取る。角度を変えて、何度も吸い上げる。
悠里は、田坂の肩を叩く。その手を取られ、押さえ込まれた。互いの唾液が混ざり合う。悠里から力が抜けていく。
腰に手を回して、きつく抱きしめる。
浅井は肩を竦めて、ニヤニヤしながら、給湯室から出て行く。
「悠里先輩……誰にも触れさせたくない。」
悠里は、頬を上気させながら、何度も降ってくる田坂のキスを受け止めた。
「……田坂くん…」
「今すぐ……抱きたい…」
田坂は、悠里の髪に顔を埋めた…首筋に舌を這わせる。
コンコン
さっき出て行った浅井が立っていた。
「悪いな?お楽しみのところ……三軒茶屋店、トラブル発生だ。」
「え?」
悠里は、蕩けた表情をして、浅井を見た。
浅井は、顔を赤らめた。
「そんな顔してると、襲うぞ?」
「もう、馬鹿っ」
田坂は、不安そうな顔を、悠里に向ける。
「大丈夫。そんな顔しないで?」
悠里は、田坂の頬にキスをすると、給湯室を後にした。
田坂は、顔を真っ赤にさせた。
「悠里先輩、気を付けて!」
田坂の言葉に、悠里は優しく笑うと、浅井と三軒茶屋店に向かった。