この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
妄想H短編集
第10章 人魚の即席ビキニ
岩がのぞき石の混じる砂地を
優人の足跡を追って歩いていくと
海に近づく毎に細かな砂浜になっていった
砂浜も入江も上から見ていたよりも
広くて綺麗!
…
って優人は?
浜辺に立つ木の下に
レジャーシートは敷いてあるけど
その周りにも海の方にも姿が見えない
「優人!」
…
隠れて驚かそうとしてる?
「優人ってば!」
…
木陰から海への足跡は1つ
海から出た足跡は無い
…
海の中?
…
そういえば
来る道すがら優人が言ってたっけ
ここは『井頭岬』という地名なんだけど
別名『人魚岬』とも呼ばれているとか
優人も小さい頃人魚の声を聞いたって
…
人魚に連れ去られた?
って
相手が美人で貝殻ビキニなんかしてたら
アイツなら付いて行きそう
…
いやいやアイツは足フェチだから
下半身が魚だと萌えないよね
…
などと辺りを見回していると
ザパァー
っと海から何かが飛び出してきた
「に、人魚!?」
「ぷはーっ!死ぬかと思った~」
優人!?
オレンジ色のサーフパンツを穿いた優人は
海から上がって砂浜に仰向けで寝転がり
大きな息をした
「大丈夫?」
「いや、ヤバイ…」
「…人魚?」
「?…いや、岬の岩場まで泳いで行ったんだけど、帰りに力尽きて溺れかけた」
優人は狭まった湾の入口に突き出た岩場を指しながら答えた
「まったく~いつまでたっても子どもなんだから~」
とは言うものの
眩しい空!
ゴミ1つ無いキレイな白い砂浜!
透き通るような青い海!
テンション上がるの分かる~っ!
先に一人楽しんだ優人は放っておいて
私も遊ぶ~
サンダルを脱いで波打ち際に入る
熱くサラサラの砂浜から
ヒンヤリ冷たく
ジャリジャリと砂が指の間を這い上がってくる
そこへ波が来て
チャプンとくるぶしまで弾け
引き際に指の間の砂を連れ去っていくのが
こそばゆくて楽しい!
引く波を追っていくと
次の波が足首まできて
ぬるいしぶきが膝下を濡らした
グーッと波に引っ張られて
2,3歩進むと
膝まで上がる波の冷たいしぶきが身体に散って
気持ちイイ!
脚が冷たくなると
背中がジリジリと暑く感じるので
次はしゃがんで肩まで浸かる
ん~気持ちイイ~
波で上下にゆ~らゆら
海って最高!
優人の足跡を追って歩いていくと
海に近づく毎に細かな砂浜になっていった
砂浜も入江も上から見ていたよりも
広くて綺麗!
…
って優人は?
浜辺に立つ木の下に
レジャーシートは敷いてあるけど
その周りにも海の方にも姿が見えない
「優人!」
…
隠れて驚かそうとしてる?
「優人ってば!」
…
木陰から海への足跡は1つ
海から出た足跡は無い
…
海の中?
…
そういえば
来る道すがら優人が言ってたっけ
ここは『井頭岬』という地名なんだけど
別名『人魚岬』とも呼ばれているとか
優人も小さい頃人魚の声を聞いたって
…
人魚に連れ去られた?
って
相手が美人で貝殻ビキニなんかしてたら
アイツなら付いて行きそう
…
いやいやアイツは足フェチだから
下半身が魚だと萌えないよね
…
などと辺りを見回していると
ザパァー
っと海から何かが飛び出してきた
「に、人魚!?」
「ぷはーっ!死ぬかと思った~」
優人!?
オレンジ色のサーフパンツを穿いた優人は
海から上がって砂浜に仰向けで寝転がり
大きな息をした
「大丈夫?」
「いや、ヤバイ…」
「…人魚?」
「?…いや、岬の岩場まで泳いで行ったんだけど、帰りに力尽きて溺れかけた」
優人は狭まった湾の入口に突き出た岩場を指しながら答えた
「まったく~いつまでたっても子どもなんだから~」
とは言うものの
眩しい空!
ゴミ1つ無いキレイな白い砂浜!
透き通るような青い海!
テンション上がるの分かる~っ!
先に一人楽しんだ優人は放っておいて
私も遊ぶ~
サンダルを脱いで波打ち際に入る
熱くサラサラの砂浜から
ヒンヤリ冷たく
ジャリジャリと砂が指の間を這い上がってくる
そこへ波が来て
チャプンとくるぶしまで弾け
引き際に指の間の砂を連れ去っていくのが
こそばゆくて楽しい!
引く波を追っていくと
次の波が足首まできて
ぬるいしぶきが膝下を濡らした
グーッと波に引っ張られて
2,3歩進むと
膝まで上がる波の冷たいしぶきが身体に散って
気持ちイイ!
脚が冷たくなると
背中がジリジリと暑く感じるので
次はしゃがんで肩まで浸かる
ん~気持ちイイ~
波で上下にゆ~らゆら
海って最高!