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今日私は自分の子供を殺しました
第2章 陰
家につくと愛しい娘が寝ていた。
『たった今お昼寝したところなのよ』
お母さんが奥の部屋から出てきた。
『そうなんだ。見ててくれてありがとうね』
『これからバイトがあるから行ってくるね』
腫れ物に触るように気をつかってくれたのか
家にひとりにしてくれた
あたしは携帯を開いた
受信メール1件
―アオイ―
一緒に居てやれなくてごめんな
メールの相手はあたしの旦那。
そしてここで気持ち良さそうに寝ている娘と
たった今おろしてきた赤ちゃんの父親だ
あたしはアオイに返信をして娘の隣に横になった
返信
―アオイ―
怖かったよ。痛かった
まだ少し痛い
もう帰ってきたから大丈夫だよ。
明日帰るから