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今日私は自分の子供を殺しました
第9章 過去の傷2nd
心臓が張り裂けそうなのに耐えながら、
準備を終えてアオイに電話をした。
………
…………
……………あれ?
出ないけど大丈夫?嘘?まさか寝ちゃった?
「もしもし?準備できた?」
諦めて切ろうとしたところで出た。
「ごめんトイレ行ってて…もしもし?」
『うん!準備できたよ。〇〇駅にお願いしてもいいかなぁ?』
「〇〇駅なら寮から近いじゃん。すぐ行けるよ」
もうすぐ、もうすぐアオイに会える…
『わかった。待ってるね』
電話を切ってヒールを履く。洋服をチェックして髪型。次に化粧。
うん大丈夫!
てかあたし出勤するより張り切ってんじゃん