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今日私は自分の子供を殺しました
第3章 目眩
だけどアオイは絶対に避妊はしてくれなかった。
昔から。
そして妊婦なら浮気も出来ないし
具合が悪くてどこにも行けない
ずっと家にいる
という縛り 束縛を感じてしまった。
今度は何度も何度ども話し合った
だけどアオイは産んでくれの一点張り。
今の生活も両方の親の支援がなければ
成り立たない程ギリギリなのに
アオイはなにを考えているんだろう。
はっきりと断らなかったあたしも悪い。
中だしはしてないからと甘く考えていた。
おろさないと…今はおろさないと
アンリちゃんをしっかりと育てられない
ごめんなさい。
あたしはこの子を守らないと
悪阻に堪えられないという甘え。
金銭的にふたりめはきついという逃避。
結果が我が子を殺してしまった。