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第5章 呪縛

『アオイ…もう行こう。こいつおかしいよ』

アオイもユウスケの異常さには気付いていたのに
席を立とうとしない。



｢もしリオとアンリに何かしたら俺はお前を殺す。｣




アオイがユウスケに警告した。


するとユウスケは不気味に小さく笑い…

｢俺がなんでこの女に付き纏ってると思うの？ねぇ？復讐だよ。この女だけ幸せになんかさせねーよ｣




あたしは固まった。


｢なあ、リオ。酷かったよなぁお前の俺に対する扱いはよ｣



ユウスケは視線をアオイからあたしに向けて
あたしを睨んだ。

真っ黒な瞳。

あたしが…ユウスケをこんなふうにさせたんだ