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飼育✻販売のお仕事
第13章 先輩にも特訓されて...
「ここにいれば身体は変わる」
「──……」
「いやでも濡れっぱなしになるんでしょ。私みたいな処女だって、怖くも感じないくらい……きっと誰かに犯されたくて仕方なくなるんでしょ。一年後には解放される。もし病気にでもなったら、それからゆっくり治してく」
「それじゃ遅いの。契約が切れても続けて飼いたがる人もいる。「ふぁみりあ」が肩代わりした金額は白紙になっても、貴女達と店の契約を変更することは出来ないから、店長達もお得意さんに反対しないの。ここはそうやって利益を得てる」
「まおに迷惑かけられないもの」
「…………」
難儀なのは、里子の許可を得るまでの話だ。
まおの稀に見る動物愛好家の父親は、昔、田舎で彼らと暮らすことを望んで家族を見限った。同じく動物好きの母親も、娘達より小動物らを中心に生活している。ただし、その資金援助は今も父親だ。
遊び暮らしている両親は、例の会員になる資格を満たせるかも知れなかった。