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今から恋を始めよう
第1章 今
「みーちゃった」
男が帰った後に、ホッとして息を吐き出した。
知らないうちに緊張していたのかもしれない。
そんなとき、後ろの席からそんな声が聞こえてきた。
え?
っと思って大きく身体ごと後ろを向くと
今まさに話していたプロジェクトのサブリーダーの
システム開発部の吉野さんがいた。
「佐々木さ~ん。ハンティングか~?」
ニヤニヤした顔で茶化す。
ちくしょっ。カッコいいな。
「吉野さんこそ。こんなところで何してるんですか?」
「俺?俺は行きつけの店でコーヒーを飲んでいたら
面白い話が聞こえてきただけ」
「面白いって・・・」
「どうすんの?」
「・・・・・それって吉野さんに言わないといけませんか?」
「いけないねぇ。俺は今のプロジェクトのサブだからな」
「・・・・」
吉野さんは確か私より3つ上だ。
なのに今回のプロジェクトのサブって。
「今のプロジェクト、佐々木さんを推したの俺なんだよね」
え・・・?
「なのに、情報持ったまんま転職されたら俺の面目丸つぶれだよな?」
目を細めてじっと見つめられた。
男が帰った後に、ホッとして息を吐き出した。
知らないうちに緊張していたのかもしれない。
そんなとき、後ろの席からそんな声が聞こえてきた。
え?
っと思って大きく身体ごと後ろを向くと
今まさに話していたプロジェクトのサブリーダーの
システム開発部の吉野さんがいた。
「佐々木さ~ん。ハンティングか~?」
ニヤニヤした顔で茶化す。
ちくしょっ。カッコいいな。
「吉野さんこそ。こんなところで何してるんですか?」
「俺?俺は行きつけの店でコーヒーを飲んでいたら
面白い話が聞こえてきただけ」
「面白いって・・・」
「どうすんの?」
「・・・・・それって吉野さんに言わないといけませんか?」
「いけないねぇ。俺は今のプロジェクトのサブだからな」
「・・・・」
吉野さんは確か私より3つ上だ。
なのに今回のプロジェクトのサブって。
「今のプロジェクト、佐々木さんを推したの俺なんだよね」
え・・・?
「なのに、情報持ったまんま転職されたら俺の面目丸つぶれだよな?」
目を細めてじっと見つめられた。