この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
今から恋を始めよう
第1章 今
「知ってる?」
少し、顎をあげて吉野さんはニヤッと笑った。
ああ・・・
今日食堂で同期の久美が吉野さんカッコいいって言ってた笑い方だ。
「俺らの会社って、部を通り越しての合同プロジェクトに参加した場合
招集掛けられたその瞬間から解散の瞬間まで
ハンティングを含め、仕事の話をする場合は
会社を通してない外部との接触禁止なんだけど?」
「え・・・」
「まさか、知らないわけないよな?
入社4年目なんだし社内規定を知らなかった、じゃ済まされないよなぁ」
「・・・・」
「俺たちさぁ、それなりにデカイ仕事扱ってるの。分かるよね?」
キツイ言葉とは裏腹に
吉野さんの顔は笑っていた。
「はい」
「まさか、規定知らなかったわけ?」
「はい」
そんな私を見て、また、あの笑いをした。
顎を軽く上げて、目を細める。
「佐々木さんね、クビになるよ」
えっ!
「俺がプロジェクトの情報を守りたいために今のことを会社に報告した時点で
佐々木さんは懲戒解雇だよ」
「・・・・」
少し、顎をあげて吉野さんはニヤッと笑った。
ああ・・・
今日食堂で同期の久美が吉野さんカッコいいって言ってた笑い方だ。
「俺らの会社って、部を通り越しての合同プロジェクトに参加した場合
招集掛けられたその瞬間から解散の瞬間まで
ハンティングを含め、仕事の話をする場合は
会社を通してない外部との接触禁止なんだけど?」
「え・・・」
「まさか、知らないわけないよな?
入社4年目なんだし社内規定を知らなかった、じゃ済まされないよなぁ」
「・・・・」
「俺たちさぁ、それなりにデカイ仕事扱ってるの。分かるよね?」
キツイ言葉とは裏腹に
吉野さんの顔は笑っていた。
「はい」
「まさか、規定知らなかったわけ?」
「はい」
そんな私を見て、また、あの笑いをした。
顎を軽く上げて、目を細める。
「佐々木さんね、クビになるよ」
えっ!
「俺がプロジェクトの情報を守りたいために今のことを会社に報告した時点で
佐々木さんは懲戒解雇だよ」
「・・・・」