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今から恋を始めよう
第6章 始
そう考えながら、プロジェクトの最後の仕事を終えた。
明日、最後の片づけをして解散式をしたら、もうこのメンバーでの仕事も終わりだ。
「お疲れさまでした」
そう挨拶した時、吉野さんは私の目を見て
「お疲れさまでした」
と、ゆっくりと言った。
翌日、朝から吉野さんの姿は見えなかった。
それでも、最後の日だから上への報告でもしているのかな?と
大して気にも留めなかった。
そして就業時間が来て、リーダーが解散を言い渡した。
皆が口々に「お疲れ様」と言い合う中で
私は、吉野さんを探したのに朝から一度も見ていない。
お疲れ会をいつもの居酒屋でするというので
そこで吉野さんに会えるかと思い、
皆より少し遅れて会社のエントランスを出るところで経管の野口さんに呼び止められた。
「佐々木さん」
「はい?」
「今回のプロジェクトはお疲れ様」
「ありがとうございます」
「解散の飲み会?」
「はい。今からです」
「そうか。吉野さんは出られなくて残念だったな」
「え?」
「あれ?明日からUKに行く事、聞いてない?」
え・・・・・
「急に決まったから、準備のために今日は休んだんだ」
明日、最後の片づけをして解散式をしたら、もうこのメンバーでの仕事も終わりだ。
「お疲れさまでした」
そう挨拶した時、吉野さんは私の目を見て
「お疲れさまでした」
と、ゆっくりと言った。
翌日、朝から吉野さんの姿は見えなかった。
それでも、最後の日だから上への報告でもしているのかな?と
大して気にも留めなかった。
そして就業時間が来て、リーダーが解散を言い渡した。
皆が口々に「お疲れ様」と言い合う中で
私は、吉野さんを探したのに朝から一度も見ていない。
お疲れ会をいつもの居酒屋でするというので
そこで吉野さんに会えるかと思い、
皆より少し遅れて会社のエントランスを出るところで経管の野口さんに呼び止められた。
「佐々木さん」
「はい?」
「今回のプロジェクトはお疲れ様」
「ありがとうございます」
「解散の飲み会?」
「はい。今からです」
「そうか。吉野さんは出られなくて残念だったな」
「え?」
「あれ?明日からUKに行く事、聞いてない?」
え・・・・・
「急に決まったから、準備のために今日は休んだんだ」