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今から恋を始めよう
第7章 め
駅の向こう側のコーヒーショップの奥の席に座って
温かいコーヒーを飲むと少し頭がクリアになってきた。
「さて。まずは改めてプロジェクトの終了おめでとう」
「ありがとうございます」
「佐々木さんは吉野さんの一声での参加だったんだ」
「そう、吉野さんも言っていました」
「うん。他には、何か聞いた?」
「これが成功に終わったら吉野さんはUKに転勤が決まっている、と」
「そうなんだよ。佐々木さんも最後に吉野さんの技術を間近で感じる事が出来て
勉強になっただろ?」
優しく笑うその顔は何でも知っているよ、と笑いかけているようだった。
「でも、サブの吉野さんがメンバー選択ができるほど権限がどうしてあるんですか?」
「・・・・」
「そもそも、なんであんなに若い吉野さんがサブなんですか?」
身を乗り出して食い下がる私に、野口さんは困ったように笑った。
経管としてきっとその理由を野口さんは知ってる。
私に教えてくれるだろうか?
「佐々木さん、もしかして何も知らないの?」
野口さんは私の質問に逆に驚いた。
温かいコーヒーを飲むと少し頭がクリアになってきた。
「さて。まずは改めてプロジェクトの終了おめでとう」
「ありがとうございます」
「佐々木さんは吉野さんの一声での参加だったんだ」
「そう、吉野さんも言っていました」
「うん。他には、何か聞いた?」
「これが成功に終わったら吉野さんはUKに転勤が決まっている、と」
「そうなんだよ。佐々木さんも最後に吉野さんの技術を間近で感じる事が出来て
勉強になっただろ?」
優しく笑うその顔は何でも知っているよ、と笑いかけているようだった。
「でも、サブの吉野さんがメンバー選択ができるほど権限がどうしてあるんですか?」
「・・・・」
「そもそも、なんであんなに若い吉野さんがサブなんですか?」
身を乗り出して食い下がる私に、野口さんは困ったように笑った。
経管としてきっとその理由を野口さんは知ってる。
私に教えてくれるだろうか?
「佐々木さん、もしかして何も知らないの?」
野口さんは私の質問に逆に驚いた。