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今から恋を始めよう
第8章 よ
次の日。
7時前には羽田空港にいて。
国際線旅客ターミナルで吉野さんを待っていた。
段々と人が多くなってきて。
会えないかもしれないという不安と戦った。
もしかしてもうチェックインしちゃった?
私、吉野さんを見逃した?
座って待っているには限界だった。
搭乗時間まで、1時間半を切った。
私はいてもたってもいられなくて。
歩きまわって吉野さんを探し始めた。
チェックインカウンターに聞けば、教えてくれるのだろうか?
一瞬そんな考えが思い浮かんだけど。
家族でもない私に個人情報を教えてくれるはずもないと思いなおして。
出国ロビーを歩き回った。
こんなヒール、履いて来るんじゃなかった。
1度。吉野さんに「綺麗だな」と褒めてもらったヒールだ。
そのヒールが邪魔になって、私は思わず脱いで右手にぶら下げる。
そして、自然と吉野さんを探す足は駆けだしていた。
その時、会社のスーツ姿の吉野さんとは別人のような。
ラフな格好の吉野さんが待っていた方とは違うエスカレーターを上がってきた。
7時前には羽田空港にいて。
国際線旅客ターミナルで吉野さんを待っていた。
段々と人が多くなってきて。
会えないかもしれないという不安と戦った。
もしかしてもうチェックインしちゃった?
私、吉野さんを見逃した?
座って待っているには限界だった。
搭乗時間まで、1時間半を切った。
私はいてもたってもいられなくて。
歩きまわって吉野さんを探し始めた。
チェックインカウンターに聞けば、教えてくれるのだろうか?
一瞬そんな考えが思い浮かんだけど。
家族でもない私に個人情報を教えてくれるはずもないと思いなおして。
出国ロビーを歩き回った。
こんなヒール、履いて来るんじゃなかった。
1度。吉野さんに「綺麗だな」と褒めてもらったヒールだ。
そのヒールが邪魔になって、私は思わず脱いで右手にぶら下げる。
そして、自然と吉野さんを探す足は駆けだしていた。
その時、会社のスーツ姿の吉野さんとは別人のような。
ラフな格好の吉野さんが待っていた方とは違うエスカレーターを上がってきた。