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見られたがり
第1章 電車内で
はぁはぁと乱れた呼吸を整えながら周りを見渡す。


かなり大きな声を出してしまったが、誰もいないようだ。


良かったような、残念なような感情を覚えながらローターをバックにしまい込む。


少し遠くでガタンゴトンと音が聞こえる。


私は愛液が垂れたままの状態で電車に乗り込んだ。


ほんの少しの期待をこめて。
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