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ラブカルチャースクール 3
第22章 I Lesson 7回目
――――憂鬱だ。

今日は『立ち合いレッスン』二回目――――。

組み合わせはレッスン室に行くまで分からない。

先日のアラタの言葉が、何度もリフレインしてしまう。

『立ち合いレッスンで、担当講師に認めて貰う』
『コトミに相応しいには、この俺ってことさ!』

あの言葉の意味って、つまりその――――そういうことだよね?

掟改正後の、講師同士の結婚相手候補に私を入れているってことだよね――――。

候補者には条件がある。

講師同士なら誰でも良いわけじゃない。

レッスンで性行為をした相手に限る――――。

アラタが講師になるために、これから先他の女性講師ともレッスンはする筈だ。

そしてらアラタの中での候補者は、増える可能性がある。

一先ず、その中の一人にされるってことだろう。

――――冗談じゃない!

私は最初から、最後までセイジだけだ。

まだ始まった講習で、勝手に候補にされちゃたまったものではない。

これは早めにお断りしておいた方が――――でも、『噂』が歪曲されて広がっている可能性もある。

そこを調べるためにも様子を見た方がいいのかな?

その前にヤナセかヨウコさんに相談する必要があるかも。

「う~ん……」

「琴海さん……どうかされましたか?」

ついうっかり唸ったものだから、ヤナセが心配そうに声を掛けてきた。

「はっ! すみません。緊張していて……」

「緊張……ですか」

微かに揺れるサラサラの髪の間から、ヤナセはヘーゼルの瞳を少し細めて、透視でもするかのように私を凝視する。

皆もいる手前、咄嗟に誤魔化したけど、きっとヤナセには嘘は見破られているだろうな。

後で聞かれるかな――――ならそのタイミングで相談しよう。

「緊張~? 見られている方が興奮するじゃない」

口を結んで肩を窄めている私の横で、今日もフェロモンを大放出のジュリが絡んできた。

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