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初花凛々
第17章 月代
「凛」
「……知らない」
あまりに激しすぎた愛撫。それにより乱れまくった凛は、羞恥に襲われてしまった。
中に挿れられた二本の指で、膣をぐにゅぐにゅとかき混ぜられていると、凛は不思議な感覚を覚えた。身体の中から何かが今にも飛び出して行きそうな、震えるような。
目の前の麻耶のことしか見えなくなるような____
それは所謂、絶頂を迎える前兆なのだが、そのことに凛はまだ気付いていなかった。
「凛が可愛い声出すから、止まれなくなった」
「……恥ずかしかった」
「ごめんって。機嫌直して、ね?」
麻耶は凛を抱きしめた。まだお互い服を着ていないため、ダイレクトに温もりが伝わってくる。
凛は別にちっとも怒ってはいない。けれどこうして怒ったふりをしていれば、麻耶が抱きしめてくれる。だから凛は、拗ねたふりを続けた。
「……麻耶」
「ん?」
「キスしてくれたら許す……」
凛はどさくさに紛れて、口付けをねだった。
けれどもやはり、麻耶はそれはダメだと言った。
「私がいいって言ってるのに」
「ダーメ」
麻耶は、今度こそ本当に拗ねてしまった凛の頬をそっと撫でた。
「……凛にもいつか彼氏が出来るんだろうな」
「どうかなぁ」
「いつ出来ても、もう大丈夫そうだよな」
_____それって、もう練習は終えるということ?
「……まだだもん」
凛は麻耶に、キュッと抱きついた。
「まだ教えて欲しいこといっぱいあるの」
「なに?」
「……色々」
「なんだよ」
「男の人の気持ちいいところ。もっとたくさんあるでしょ」
会話の間中、二人は抱きしめ合いながら、何度も唇が触れ合いそうになった。
____もどかしい。
凛はこの、数センチの距離がとてつもなく広く感じた。
「……知らない」
あまりに激しすぎた愛撫。それにより乱れまくった凛は、羞恥に襲われてしまった。
中に挿れられた二本の指で、膣をぐにゅぐにゅとかき混ぜられていると、凛は不思議な感覚を覚えた。身体の中から何かが今にも飛び出して行きそうな、震えるような。
目の前の麻耶のことしか見えなくなるような____
それは所謂、絶頂を迎える前兆なのだが、そのことに凛はまだ気付いていなかった。
「凛が可愛い声出すから、止まれなくなった」
「……恥ずかしかった」
「ごめんって。機嫌直して、ね?」
麻耶は凛を抱きしめた。まだお互い服を着ていないため、ダイレクトに温もりが伝わってくる。
凛は別にちっとも怒ってはいない。けれどこうして怒ったふりをしていれば、麻耶が抱きしめてくれる。だから凛は、拗ねたふりを続けた。
「……麻耶」
「ん?」
「キスしてくれたら許す……」
凛はどさくさに紛れて、口付けをねだった。
けれどもやはり、麻耶はそれはダメだと言った。
「私がいいって言ってるのに」
「ダーメ」
麻耶は、今度こそ本当に拗ねてしまった凛の頬をそっと撫でた。
「……凛にもいつか彼氏が出来るんだろうな」
「どうかなぁ」
「いつ出来ても、もう大丈夫そうだよな」
_____それって、もう練習は終えるということ?
「……まだだもん」
凛は麻耶に、キュッと抱きついた。
「まだ教えて欲しいこといっぱいあるの」
「なに?」
「……色々」
「なんだよ」
「男の人の気持ちいいところ。もっとたくさんあるでしょ」
会話の間中、二人は抱きしめ合いながら、何度も唇が触れ合いそうになった。
____もどかしい。
凛はこの、数センチの距離がとてつもなく広く感じた。