この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
初花凛々
第17章 月代
「凛」

「……知らない」


あまりに激しすぎた愛撫。それにより乱れまくった凛は、羞恥に襲われてしまった。


中に挿れられた二本の指で、膣をぐにゅぐにゅとかき混ぜられていると、凛は不思議な感覚を覚えた。身体の中から何かが今にも飛び出して行きそうな、震えるような。


目の前の麻耶のことしか見えなくなるような____


それは所謂、絶頂を迎える前兆なのだが、そのことに凛はまだ気付いていなかった。


「凛が可愛い声出すから、止まれなくなった」

「……恥ずかしかった」

「ごめんって。機嫌直して、ね?」


麻耶は凛を抱きしめた。まだお互い服を着ていないため、ダイレクトに温もりが伝わってくる。


凛は別にちっとも怒ってはいない。けれどこうして怒ったふりをしていれば、麻耶が抱きしめてくれる。だから凛は、拗ねたふりを続けた。


「……麻耶」

「ん?」

「キスしてくれたら許す……」


凛はどさくさに紛れて、口付けをねだった。


けれどもやはり、麻耶はそれはダメだと言った。


「私がいいって言ってるのに」

「ダーメ」


麻耶は、今度こそ本当に拗ねてしまった凛の頬をそっと撫でた。


「……凛にもいつか彼氏が出来るんだろうな」

「どうかなぁ」

「いつ出来ても、もう大丈夫そうだよな」


_____それって、もう練習は終えるということ?








「……まだだもん」


凛は麻耶に、キュッと抱きついた。


「まだ教えて欲しいこといっぱいあるの」

「なに?」

「……色々」

「なんだよ」

「男の人の気持ちいいところ。もっとたくさんあるでしょ」


会話の間中、二人は抱きしめ合いながら、何度も唇が触れ合いそうになった。


____もどかしい。


凛はこの、数センチの距離がとてつもなく広く感じた。
/452ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ