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サイドストーリー5
第5章 今から恋を始めよう
「で?吉野さんはその会話を全部聞いたわけ?」
「はい」
「プロジェクトに全く触れていないと言う証拠は?」
ハンティングに接触はしたが、解雇は見逃せと言う。
「これです」
吉野さんは自分のスマホにすべての会話を録音していた。
「へぇ~・・・準備がいいね」
多少の嫌味も込めてそういえば
「俺は、自分の開発したシステムの情報がどこかから漏れて
狙っている会社がある、と『社員の』義務として報告しているまでです」
「ふ~ん」
「別に黙っていたって良かったんですよ?」
「で?その情報の見返りに佐々木さんを見逃せってこと?」
「彼女、社内規定は知らなかった、ってこと?」
「はい」
「それで済む?4年目でしょう?」
「だから、目をつぶってくださいとお願いしてるんです。
情報と引き換えに!」
録音から彼女が白なことは想像に難くない。
3人で目配せをして、ちょっと吉野さんをからかうことにした。
「はい」
「プロジェクトに全く触れていないと言う証拠は?」
ハンティングに接触はしたが、解雇は見逃せと言う。
「これです」
吉野さんは自分のスマホにすべての会話を録音していた。
「へぇ~・・・準備がいいね」
多少の嫌味も込めてそういえば
「俺は、自分の開発したシステムの情報がどこかから漏れて
狙っている会社がある、と『社員の』義務として報告しているまでです」
「ふ~ん」
「別に黙っていたって良かったんですよ?」
「で?その情報の見返りに佐々木さんを見逃せってこと?」
「彼女、社内規定は知らなかった、ってこと?」
「はい」
「それで済む?4年目でしょう?」
「だから、目をつぶってくださいとお願いしてるんです。
情報と引き換えに!」
録音から彼女が白なことは想像に難くない。
3人で目配せをして、ちょっと吉野さんをからかうことにした。