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サイドストーリー5
第5章 今から恋を始めよう
「その情報と彼女の解雇と同列に扱うなんて虫が良すぎないか?」
「と言うと?」
「会社としては彼女一人を解雇したほうが見せしめにもなっていいと思うな」
「そうだな。実際に情報を流したやつがいるんだから」
「・・・・じゃぁ、お願いから、警告に変更します」
「警告?」
「情報は提供しました。彼女を見逃してほしいとお願いしたにもかかわらず
見せしめにしようと言うなら、プログラムを1つダウンさせます」
「へぇ・・・」
「吉野さんはうちの社員だよね?それって入社の契約に違反するよな?」
「すべてをダウンさせるわけではないです。
ほんの1つ数字をいじってほんの1つのプログラムを使用不可能にするだけです」
「使用不可能にするだけって、軽く言うね」
「開発にいくらかかってると思ってるんだよ」
「ですから、見逃してくれと、お願いしていたじゃないですか!」
「そこまで彼女をかばうのは、個人的感情?」
俺らが意地悪く言うと、
「関係ありません」
と、吉野さんは不貞腐れた。
感情が顔に出てるぞ。
システムの天才も恋には勝てないか。
「と言うと?」
「会社としては彼女一人を解雇したほうが見せしめにもなっていいと思うな」
「そうだな。実際に情報を流したやつがいるんだから」
「・・・・じゃぁ、お願いから、警告に変更します」
「警告?」
「情報は提供しました。彼女を見逃してほしいとお願いしたにもかかわらず
見せしめにしようと言うなら、プログラムを1つダウンさせます」
「へぇ・・・」
「吉野さんはうちの社員だよね?それって入社の契約に違反するよな?」
「すべてをダウンさせるわけではないです。
ほんの1つ数字をいじってほんの1つのプログラムを使用不可能にするだけです」
「使用不可能にするだけって、軽く言うね」
「開発にいくらかかってると思ってるんだよ」
「ですから、見逃してくれと、お願いしていたじゃないですか!」
「そこまで彼女をかばうのは、個人的感情?」
俺らが意地悪く言うと、
「関係ありません」
と、吉野さんは不貞腐れた。
感情が顔に出てるぞ。
システムの天才も恋には勝てないか。