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サイドストーリー5
第11章 王子の甘い罠
会社の食堂の1番奥のテーブルにそっと置かれていた忘れ物を手に取った。
フランス語?
その本はカバーがしてあって、中身はフランス語だった。
海外の誰かがフランス語の勉強のために小説でも読んでいるのか?
始めはそんな気持ちでパラパラと本をめくった。
女性用の官能小説?
ザッと斜め読みしたその内容は結構過激で。
折り目のついている場所はさらに過激だった。
おいおい。こんな本、忘れるなよ。
苦笑いに似た感情で小さく笑ったが
ふと思うと、これだけの内容の本を読める女性はこの会社には限られている。
海外の長谷川すみれの本・・・だ。
彼女とは俺が正式にフランスに戻る前にコンタクトを取りたくて
すみれさんの同期の山口さんに何回もお願いしているのに叶わない。
「へぇ。こんなの読むんだ・・・」
ソフトSMとも言えるような内容のその本はすみれさんの願望か?
その後、俺はすみれさんを脅して、接点を試みる。
家に連れてきたすみれさんはもう、逃がさない―――
フランス語?
その本はカバーがしてあって、中身はフランス語だった。
海外の誰かがフランス語の勉強のために小説でも読んでいるのか?
始めはそんな気持ちでパラパラと本をめくった。
女性用の官能小説?
ザッと斜め読みしたその内容は結構過激で。
折り目のついている場所はさらに過激だった。
おいおい。こんな本、忘れるなよ。
苦笑いに似た感情で小さく笑ったが
ふと思うと、これだけの内容の本を読める女性はこの会社には限られている。
海外の長谷川すみれの本・・・だ。
彼女とは俺が正式にフランスに戻る前にコンタクトを取りたくて
すみれさんの同期の山口さんに何回もお願いしているのに叶わない。
「へぇ。こんなの読むんだ・・・」
ソフトSMとも言えるような内容のその本はすみれさんの願望か?
その後、俺はすみれさんを脅して、接点を試みる。
家に連れてきたすみれさんはもう、逃がさない―――