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サイドストーリー5
第2章 恋心あれば水心
山田さんが珍しく早く帰れるというので
エントランスで待ち合わせをした。

「お待たせ」
そう言って現れた山田さんのスマホが震えたので
「悪い」と言って山田さんは電話を取る。

「岡部?久しぶり。うん。
ああ、サークルの飲み会か。今年は岡部が幹事か、
うん。参加するよ。
え?柳下?ああ、参加でいいんじゃない?一緒に連れて行くよ」

そう言って電話を切った。

「柳下さんって、広報の?」
「ああ、同じ大学の同じサークル」
「へぇ・・」

意外なつながりがあるもんだ。

そう思っていると山田さんがプッと笑いだした。
「何?」

「いや。岡部と柳下で思い出したんだけどさ。
今の電話の岡部って大学時代、凄いモテたんだよ。
でも、小さい時のトラウマとかで
『この世に愛なんかねぇ』とか言って、散々オンナと遊んでたくせに
今の奥さんの乃恵ちゃんと会って、恋に落ちたんだけどな?
乃恵ちゃんはミッションスクール出で愛が大事って女の子なわけ」

「へぇ~・・・」

「で、付き合いだして初めてのバレンタインに、
岡部は色々悩んだ訳だ」
そう言ってまたプププッと山田さんは笑った。
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