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サイドストーリー5
第20章 同棲ラプソディー
それに気が付いたダーリンが優しい顔でしゃがみこんだ。
「どうした?」
そんな風に優しく聞かないで。

アタシ、いま悪い子になろうとしてるのよ。

まだ、帰りたくないの。

そう、小さい体の全身で訴える。
女の子として、恥ずかしくて口に出せないその気持ちを
ジェスチャーで表したつもりよ。

「コマリ」

困ったようにアタシを抱き上げたダーリン。

「どうした。帰ってごはん食べよう」

ああ・・・その笑顔に弱いのよ・・・

ダーリンったら。
アタシを思い通りにさせる名人ね。

今日は・・・・
ダーリンを勝たせて・あ・げ・る。

アタシはダーリンのほほをひとなめして
ご機嫌に歩き出した。

END*****



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