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サイドストーリー5
第23章 心も抱きしめて
「この時期に忙しいのは毎年なんだ。
極限まで仕事して、仕事中に10時ごろ残ってる連中でカップラーメンをすする」
「・・・・」
「1時過ぎに帰ってきて、また5時に起きて6時に家を出る」
「・・・・」
「ここにはシャワーと寝に帰ってくるだけだ」
「・・・・」
「仕事のこと以外何も考えられない。
かろうじて、朝には身支度を整えるけど、帰りにはボロボロだ」
「うん」
ボロボロだと言うけど・・・
相変わらず石島さんはカッコいいし。
その疲れた感じで、上着を脱いだ姿もなんか母性本能をくすぐった。
「こんな俺を見せたくない」
「え?」
「なんだか疲れて、余裕のない俺を由香里に見せたくなかったよ」
そう言って首筋のキスを再開した。
「メールをしても弱音を吐きそうで怖くて出来なかった」
「石島さんは・・・」
「ん?」
「たまにはカッコ悪くなるべきだと思う」
「え?」
「いつまでも私の前でカッコいい面だけ見せないで」
「そうか」
「私がぎゅってしてあげる」
そういってくるっと身体を半回転させて石島さんと向き合う。
そして私からぎゅっと石島さんを抱きしめた。
「由香里・・・だったら、本当に引っ越してきてよ」
ちらっと見せた弱音が可愛かった。
END*****
極限まで仕事して、仕事中に10時ごろ残ってる連中でカップラーメンをすする」
「・・・・」
「1時過ぎに帰ってきて、また5時に起きて6時に家を出る」
「・・・・」
「ここにはシャワーと寝に帰ってくるだけだ」
「・・・・」
「仕事のこと以外何も考えられない。
かろうじて、朝には身支度を整えるけど、帰りにはボロボロだ」
「うん」
ボロボロだと言うけど・・・
相変わらず石島さんはカッコいいし。
その疲れた感じで、上着を脱いだ姿もなんか母性本能をくすぐった。
「こんな俺を見せたくない」
「え?」
「なんだか疲れて、余裕のない俺を由香里に見せたくなかったよ」
そう言って首筋のキスを再開した。
「メールをしても弱音を吐きそうで怖くて出来なかった」
「石島さんは・・・」
「ん?」
「たまにはカッコ悪くなるべきだと思う」
「え?」
「いつまでも私の前でカッコいい面だけ見せないで」
「そうか」
「私がぎゅってしてあげる」
そういってくるっと身体を半回転させて石島さんと向き合う。
そして私からぎゅっと石島さんを抱きしめた。
「由香里・・・だったら、本当に引っ越してきてよ」
ちらっと見せた弱音が可愛かった。
END*****