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サイドストーリー5
第25章 あなた~you~②
「いって!誰だよ」

そういって白木君が後ろを向いて
私も白木君の後ろに立っている人物を見上げた。

「岡部先輩」

「白木っ!お前はっ!何、子羊ちゃんに余計なこと教えてんだよ」
「いったぁぁ・・・」
「当たり前だ!制裁だ!制裁!俺が教えるからいいんだ!」

「同学年の『友人』として教えていただけですよ」
「何が友人だ」

「岡部先輩。用事は終わったんですか?」
「ああ。行くぞ。乃恵。じゃぁな、白木」
そういって岡部先輩は私の手を引っ張った。
「乃恵、白木と話するな?ろくな大人にならないぞ」

あ。そうだ!さっきの話の答えをいうのを忘れて、少し離れた白木君に聞こえるように
大きな声で返事をした。

「白木君!岡部先輩のでぃーぷキスはとっても気持ちがいいです。
岡部先輩はとってもでぃーぷキスが上手なんですよ。素敵なキスです」

そうにっこり笑った私に、岡部先輩も白木君もなぜか顔を赤くした。


END***




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