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サイドストーリー5
第26章 朝凪―あさなぎ―
「何心配してるのか知らないけどさ」
博之がテレビから視線を外さずに静かに話しだした。
「え?」
「俺、ナツとは結婚するつもりだから」
「う、うん」
結婚はするだろうな。と思っていた付き合いだけど
はっきり言葉に出されたのは初めてだ。
「例え世界が滅んでも、ナツを好きな気持ちは変わらないよ」
「世界が滅んでも?」
「ああ」
「そっか。なんか嬉しい」
「なんだよ。なんかって」
そう言って博之は小さく優しく笑った。
例え世界が滅んでも―――
ずっとずっと好きでいてね。
ずっとずっと愛してね。
私も、世界が滅んでもずっと博之を愛してるから。
END***
博之がテレビから視線を外さずに静かに話しだした。
「え?」
「俺、ナツとは結婚するつもりだから」
「う、うん」
結婚はするだろうな。と思っていた付き合いだけど
はっきり言葉に出されたのは初めてだ。
「例え世界が滅んでも、ナツを好きな気持ちは変わらないよ」
「世界が滅んでも?」
「ああ」
「そっか。なんか嬉しい」
「なんだよ。なんかって」
そう言って博之は小さく優しく笑った。
例え世界が滅んでも―――
ずっとずっと好きでいてね。
ずっとずっと愛してね。
私も、世界が滅んでもずっと博之を愛してるから。
END***