この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第7章 風邪なんてオレにうつしてさっさと治しちまえよ♡ver.渚





「っ…────」


唱えられたそんな囁きに頭の奥の方から甘く痺れが全身に広がって、顔にボッと火がついた。激しく踊る鼓動が密着する彼に聞こえてしましそうな気がして、居ても立っても居られなくなる。

しかも、隠れ蓑のブランケットのなかは外側から密着する渚くんと内側から今にも沸騰しそうな自分とのダブル発熱効果でもはやサウナ状態。無論そんなところに長くなんて潜んでいられるはずもなくて…


「ぅ……、んわっ」


悔しいけどそこからこっそりと顔を出せは、真っ向からどこか真剣な表情で出迎えた渚くんに正面からきつく抱きしめられた。


「なぁ…なんなのアレ。熱出すとお前、あんな風にいつにも増して理性ぶっ飛ぶの?」

「ッ……し、知らな……ン…ッ──」

「…、なら尚更困るわ」

「……っ…ハ…ァ…」

「自覚ねぇモノほどタチの悪ぃもんはないんだぜ…ッ…」


咄嗟に出た苦し紛れの言い訳は、あっという間にキスの向こう側に消えてしまった。

それは彼の唇を介して混ざり合う甘い吐息に姿を変え、アタシの鼓膜に届けられる。

ましてや触れる唇は酷く優しくて、聞かされる声は酷く甘くて柔らかい。

こんなんじゃ、悔しいのだって、恥ずかしいのだって、どこかへ行ってしまわないほうがどうにかしてる。


だからもう、

このオトコにあげられた熱はもう一生下がんないんじゃないかって…

むしろこのまま下がらなくてもいいじゃないかって…

麻痺した脳みそがそんなおっそろしいことを考え始めてしまうほど、完璧に風邪より渚くんにお熱とか。






/396ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ