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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第12章 ちーちゃんの夏休み♡partⅢ♡
確かにリムジンのなかは…
THE☆不法地帯だった。
けど、
「ッ…~~~~~~!!」
ダメダメダメ!!
消えてよ、得たいの知れない謎の桃色回想ビューアー。
そしてこっちも!!
「ンンン…手、耳からッ…離してぇ」
「どうしよっか…」
「葵くんー!!」
もう、どうしようもこうしようもないんだってばぁ!!!!
すると、
「…なーんちゃって♪ゴメンね?」
「…⁉」
へ…⁉
え…!!?
ブンブンと頭を振り回すアタシの頭上に突如、ポンと置かれる優しい手の感触と、拍子抜けしてしまうようなクスッとした笑い声が耳に届く。
「ね、もう目開けてもいいよ。これ以上は悪戯しないから」
「………!!」
えぇっ!!?
「急にからかってゴメンね♪」
って、
恐る恐る目を開ければ、どこか申し訳なさそうで、でも微かに笑いを堪える葵くんの絶妙な表情と出会す。
「いやあのね、ちーちゃんの反応があまりにも可愛いくて、ついつい意地悪したくなっちゃって」
「~~~~~~!!」
な、な、な…
なんですと───!!!