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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第14章 ちーちゃんの夏休み♡partⅤ♡
"あえて誰の影響とは言わないけど、悪い変化じゃないんだからいいんじゃないの?"
─結局…
「……そうかも、な…」
アイツに逢うまで知らなかったこの感情も、本当はとっくに気づいてる自分自身の変化も。
自覚するにもついていけなくて戸惑うことがないとはけして言い切れないものの、むしろ心地の悪いものなんかじゃなくて…
…………
………
……
「…にしても、疲れた」
その足で熱いシャワーを頭から浴び、冷えたミネラルウォーターを体内に流し込んだオレは、濡れた髪のままガウンを羽織ってバルコニーにあるベンチチェアに寝転んだ。
そして…
「あぁ、渚さん?仕事中悪い。……さっきの話だけど……」
電話をかけるのは、密かに一時休戦協定を結んだ同志…こと魔王・渚。
『……どうするんだ?』
「…乗る」
"敵の敵は味方だろ"
"期間限定でだけどな…"
『へぇ…。なら……』
…目には目を!?
そんな甘いこと言ってんなよ。今に目にもの見せてやるから…
『…Get ready?』
「It's Show Time…」
まぁ、楽しみにしとけって。
…こうしてオレは、この日疲れきった身を投げ出したまま静かに目を閉じた。
「ちぃ…」
千隼の代わりにささやかな企みと波音を抱きながら…
…──
【From MIYABI's point of view…】
END...