この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第2章 バレンタインの事情♡その①…千隼…





夜空に浮かぶ月も凍えるような、とある日の夜…


今年の冬は暖冬だとはいえ、やはり冬は冬だ。
夜になれば外の空気はきりりと肌をさすようにはりつめている。


"夏は涼しく、冬は暖かく♡"

矛盾も甚だしいところだが、なんて都合も響きもいい言葉なんだろう。

邸はモダンな内装なのに断熱効果抜群とか、さすが楓♡すごーい♪

…と、設計者の楓を褒め称えたいところだが、やっぱり冬は冬である。

なんだかんだ言っても結局のところ寒いのだ。
室内は暖房全開、リビングの暖炉には火が灯されていた。


冬は足が早い気がする。

クリスマスが終わったかと思えばあっという間にお正月がやってきて、気がつけばカレンダーはもう2月だ。

最近、寒い日が続いている。

しかしどんなに寒い日であっても、アタシの寝起きだけは快適なことに変わりはなかった。

誰かの腕のなかで眠りに落ちて、誰かの腕のなかで目覚める…

なかなか寝かせてもらえない時もあるけれど、お陰様でどんなに寒い日であっても寒さで目が覚めるなんてことはなかった。

今や当たり前になってしまったこの日常。

眩しい彼らと過ごす日々は賑やかで、華やかで、いろいろと刺激的すぎて心臓に負担が大きい。

そんな相変わらずの日々。

相変わらずの…

うん、相変わらずのはずなんだけど、最近なにかがおかしい気がする。


いや、気がする…ではなく、

明らかに、なにかがおかしかった。






/396ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ