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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第16章 ちーちゃんの夏休み♡PartⅦ♡

─それから……
「…っていうか、あんな不快な目覚まし頼んでないんですけどー」
そんな声と共に、繊細なクリームのデコレーションに職人の匠な技を感じるケーキに真上からフォークがぶっ刺されたのはその日の真夜中のこと。
無論、フォークを手にするのはお目覚め最悪の聖くんであり、不快な目覚ましというのは……
"…もう限界なら、その声で聖のコト起こしてあげればいいよ"
……前言撤回もいいところ。
この当て付け感の半端ない王子の台詞からどうにか察して欲しい。
お陰で…って、まぁ…!?
言わなきゃわかんないって、そりゃぁ…
懲りずにもまんまとどうにかされちゃったアタシのせいですけどね。
…裏声&汗汗汗汗
葵くんが引き金を引いた"とんでも目覚まし"は見事に天使の眠りを妨げ、
『…っさい、シネ』
『っ……!!』
安眠妨害の罪により、寝ぼけ眼のから繰り出された寝相の悪さでは片付けられない悪魔レベルの踵落としが葵くんを直撃。
そこからなんやかんやで、お約束のドタバタ劇の末、今に至るというか…
あ…はは♪汗

