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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第6章 ちーちゃんの夏休み♡partⅡ♡






あぁ…

このオトコ、ホント信じらんない。

仕事中のくせに…


「なぁ…もっと腰落とせ」

「ん…も、ムリだから」


誰か来たっていうのに…


「ほら…さっき教えただろ、腰の使い方」

「だって、こんな…」


真っ昼間から早速アタシにベッドをめちゃくちゃにさせるなんて…


『ナギ、入るよーん♡』

「やめるなよ、千隼」


もう…


『開けたら、殺されんぞ。ってか、出てけ。つーか、国に帰れ!!』

『いいじゃん、いいじゃん♪お楽しみ中におっ邪魔しまーす♪』



ホントに…


「ッ…許し…て」


─ガチャッ…!!


あ…


なんとも絶妙なタイミングだった。

開かれた扉の向こうにはお約束、雅くん、葵くん、聖くんがいて、

彼らは乱れたベッドのうえにいるアタシと渚くんを見て、あんぐりとした表情で立ち尽くしていた。

そしてそのまま誰ひとり言葉を口にすることなく、部屋の扉だけが何事もなかったかのように閉ざされる…


…かと、思いきや


「ちょっと、ナギ!!ちーちゃんになんてことさせてんの!!」


と、飛んでくるケンカ王のドロップキック。


「あはっ、ちーちゃんってばさっきから乗る相手間違えてばっかり♪行け、雅」

「ッ…テメ!!」


その被害を最小限に留めようとしたのか、はたまたタチの悪い加勢なのか、雅くんをあらぬ方向へ突き飛ばす小悪魔。

そして葵くんの脚をまともにボディーに受けた雅くんは、まさにアタシたちがいるベッドに向かって一直線とか…


じょ、冗談でしょ───!!?






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