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今宵もネムリヒメに素敵な夢を...♡
第6章 ちーちゃんの夏休み♡partⅡ♡





そんななか…


「だってぇ…はい、先生♪」


"先生"って…

え…、あ…聖くん!?


突如、正座したまま挙手をする生徒1。


「そもそも言ってる意味がわかりませーん」

「あ!?」

「はーい、オレもでーす」


そこに葵くん、もとい生徒2がすかさず乗っかってくる。


「たまたまオレたち、たまたま同じタイミングで獲得した長期休暇をたまたま消化しにここにきただけなんですけどー」

「ほーぅ…」

「たまたま空港に行ったら、たまたま知り合いのジェットが止まっててー」

「………で?」


あ、はははは…

渚くん、笑って聞いてるけど超怖いからっ!!


「それにたまたま乗ってみたら、たまたま着いたのがここでー」

「そしたら、たまたまちーちゃんがー…」

「─って、そんなわけねぇだろ!!」

「グハッ!!」


すかさず突っ込む雅くんに、蹴り飛ばされる生徒2。

しかし、


「忙しいくせに、ちーちゃんだけハワイに呼んじゃう人たちの方がどうかと思いまーす」


咄嗟に核心を突き返す生徒1。


「お仕事組にちーちゃんの相手は無理ですー♪ってことで」

「はい、行くよー」

「…!!?」


ひときわ爽やかな風が吹き抜けたと思いきや、突如宙に浮くアタシ。


え…、ちょっ!?

静かに怒る魔王渚から引き剥がされるようにベッドから降ろされて、誰かの腕のなかって…葵くん!?


「愛する渚先生とオレを蹴ったその他1名、オレたちこれで失礼しまーす♪」

「あはっ、二人ともお仕事頑張ってねー♪」



って、ぇえ──────!!!





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