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他人の妻、親友の夫
第1章 禁断の目醒め
志歩が知る理依は目立つことが苦手な、奥ゆかしい女性だ。
なにか親切をしても、それが自分の手によるものだということも分からないようにするくらいに。
悪く言えば引っ込み思案なところもあり、会議などでは発言することもなく、独身の頃コンパに無理矢理誘ってもみんなの話を聞いて頷くだけの存在に徹していた。
「視られたいっていうのは……その……つまり……」
「痴態を晒したいという願望です」
秋彦は感情を殺した顔で頷いた。
心臓を柔らかなもので押し潰された気持ちだった。
激しい動悸を覚える。
「嘘っ……理依さんが……そんなことを……」
「はじめはネットなどに写真を載せていたのですが、それだけでは満足できなくなったようで。次に動画とエスカレートして。しかし理依さんの希望はそれでは終わらなかった。僕に、自分の痴態を見てもらいたい。そう願うようになってしまったのです」
淡々と語る秋彦の言葉は到底信じられないものだった。
なにか親切をしても、それが自分の手によるものだということも分からないようにするくらいに。
悪く言えば引っ込み思案なところもあり、会議などでは発言することもなく、独身の頃コンパに無理矢理誘ってもみんなの話を聞いて頷くだけの存在に徹していた。
「視られたいっていうのは……その……つまり……」
「痴態を晒したいという願望です」
秋彦は感情を殺した顔で頷いた。
心臓を柔らかなもので押し潰された気持ちだった。
激しい動悸を覚える。
「嘘っ……理依さんが……そんなことを……」
「はじめはネットなどに写真を載せていたのですが、それだけでは満足できなくなったようで。次に動画とエスカレートして。しかし理依さんの希望はそれでは終わらなかった。僕に、自分の痴態を見てもらいたい。そう願うようになってしまったのです」
淡々と語る秋彦の言葉は到底信じられないものだった。