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他人の妻、親友の夫
第8章 視欲の目醒め
背後から繋がった男は彼女の臀部を叩きながら身体をぶつけていく。
母は悦び、鳴き、もがき、呻いた。
野蛮でありながらどこか荘厳さを感じる。
穢らわしいのに、何故か神秘的にさえ見えた。

大切な母が玩具のように壊される。
その光景にただひたすら、秋彦少年は魅せられてしまった。

二人がぐったりと動かなくなるまで、その一部始終を目に焼き付けた。
その夜、彼ははじめて自分自身を穢した。
やり方など出鱈目だったが、本能の赴くままに皮被りの貧弱なものを擦って。

その夜から彼は寝た振りをしては夜更けを待った。
まったく行われない日もあったが、それでも懲りずに夜の闇に目を凝らした。

してはいけないこと。
そうわかってもなお、その悪癖は止めることが出来なかった。

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