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他人の妻、親友の夫
第1章 禁断の目醒め
すっぽりと包むと理依は頭を前後させ、舌を激しく動かす。
じゅっ……と時おり啜る音が酷く卑猥に聞こえた。

「はぁっ……」

海晴は熱い息を天に向けて放つ。
狭いテントの中は二人の性悦が放つ熱気で湯立つほど蒸れていた。

口で夫を奉仕することは志歩にも経験があった。
しかしそれはあくまで挿入するまでのルーティン程度の軽いものだったことを思い知らされる。

今目の前で親友の先輩が自分の夫に行っている口淫は精を吸い取ろうとする激しいものだ。

浅ましく、下品で、だけど情熱的で、野性的な美しささえ感じられる。

拒む心も忘れてしまうくらいに魅入ってしまっていた。

自分が海晴の猛りを咥えている錯覚が起き、口の中に唾液が溜まっていく。

それを飲み込むのを悟られたくなくて、うつむき加減で嚥下した。


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