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他人の妻、親友の夫
第11章 享楽の果て
旦那以外に中出しさせるというのはスワッピングはもちろん、浮気の域さえも超えてるということは分かっている。
即離婚されても仕方のないことだ。
海晴は正気を逸した目をして、手を振り上げる。
強気に振る舞っていた志步も流石に目を閉じて衝撃に備えるべく、身を固くした。
しかし、何秒経っても頬を打たれる衝撃は訪れなかった。
恐る恐る目を開くと海晴は歯を食い縛り、手を下ろしていた。
「海晴っ……」
怒りの衝動を抑えるためか、彼は自らの右手首を左手で固く握っていた。
「しばらく、時間をおこう……」
荒い息を吐きながら海晴が呟く。
「このままじゃ……お互い駄目になるっ……」
「海晴……」
夫の涙と自分の涙、どちらの方が先に溢れたのかは分からなかった。
即離婚されても仕方のないことだ。
海晴は正気を逸した目をして、手を振り上げる。
強気に振る舞っていた志步も流石に目を閉じて衝撃に備えるべく、身を固くした。
しかし、何秒経っても頬を打たれる衝撃は訪れなかった。
恐る恐る目を開くと海晴は歯を食い縛り、手を下ろしていた。
「海晴っ……」
怒りの衝動を抑えるためか、彼は自らの右手首を左手で固く握っていた。
「しばらく、時間をおこう……」
荒い息を吐きながら海晴が呟く。
「このままじゃ……お互い駄目になるっ……」
「海晴……」
夫の涙と自分の涙、どちらの方が先に溢れたのかは分からなかった。