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他人の妻、親友の夫
第2章 欲望の渇き
テントに戻ると海晴は落ち着いた様子の妻を見てホッとした顔になる。
だが志歩はまともに夫の顔を見ることはできなかった。
それにまだ終わりではない。
「おやすみなさい」
そう告げると秋彦と志歩は元のテントへと戻っていく。
夫婦が交換するのはこの一泊二日の小旅行が終わるまでである。
「じゃあ、電気を消しますね……」
「はい……」
秋彦は「おやすみなさい」と告げてからテントの灯りを消した。
思わず身構えてしまい、身体を固くする志歩だったが、彼は何をすることもなく寝袋にくるまる。
「驚いたでしょ……理依さんのこと……」
「はぁ……まあ……」
「出来れば嫌わないであげてくれませんか?」
暗闇の中でも秋彦の優しい顔が浮かんでくるような声色だった。
「嫌うなんて……誰にだって人に言えない性癖ってあるんじゃないですか……」
口にしてしまってから、余計なことを言ってしまったと後悔する。
だが志歩はまともに夫の顔を見ることはできなかった。
それにまだ終わりではない。
「おやすみなさい」
そう告げると秋彦と志歩は元のテントへと戻っていく。
夫婦が交換するのはこの一泊二日の小旅行が終わるまでである。
「じゃあ、電気を消しますね……」
「はい……」
秋彦は「おやすみなさい」と告げてからテントの灯りを消した。
思わず身構えてしまい、身体を固くする志歩だったが、彼は何をすることもなく寝袋にくるまる。
「驚いたでしょ……理依さんのこと……」
「はぁ……まあ……」
「出来れば嫌わないであげてくれませんか?」
暗闇の中でも秋彦の優しい顔が浮かんでくるような声色だった。
「嫌うなんて……誰にだって人に言えない性癖ってあるんじゃないですか……」
口にしてしまってから、余計なことを言ってしまったと後悔する。