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他人の妻、親友の夫
第1章 禁断の目醒め
その空気に秋彦は慌てて眼鏡を直しながら
「あ、いや……外でバーベキューのことなんだけどね」
と付け加える。
「ほんと、気持ちいいですよね」
「食い物もうまく感じますよね」
百瀬夫妻はわざとらしいくらいに明るく答えた。
当然このとき四人の脳裏には今夜のことが過ってしまっていた。
始まりは二週間前の夜の、軽薄な冗談だった。
「お互いのパートナーを替えてえっちでもしちゃおうか!!」
はじめにそう言ったのはダンサーの海晴だった。
もちろんただのジョークのつもりだった。
「バカじゃないのっ!! 最低!!」
固まってしまった先輩夫妻を見て、志歩は割と本気で夫を叱った。
しかし--
「……悪い提案では、ないよね」
「えっ……!?」
意外にもそう答えたのは学者の秋彦だった。
その隣で先輩ナースの理依は顔を赤らめて俯いていた。
「あ、いや……外でバーベキューのことなんだけどね」
と付け加える。
「ほんと、気持ちいいですよね」
「食い物もうまく感じますよね」
百瀬夫妻はわざとらしいくらいに明るく答えた。
当然このとき四人の脳裏には今夜のことが過ってしまっていた。
始まりは二週間前の夜の、軽薄な冗談だった。
「お互いのパートナーを替えてえっちでもしちゃおうか!!」
はじめにそう言ったのはダンサーの海晴だった。
もちろんただのジョークのつもりだった。
「バカじゃないのっ!! 最低!!」
固まってしまった先輩夫妻を見て、志歩は割と本気で夫を叱った。
しかし--
「……悪い提案では、ないよね」
「えっ……!?」
意外にもそう答えたのは学者の秋彦だった。
その隣で先輩ナースの理依は顔を赤らめて俯いていた。