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他人の妻、親友の夫
第2章 欲望の渇き
「私ってほら、目付きもよくないし、性格きつく見られることが多いんです。仕事の時なんて一つ括りに髪を縛ってるから特に……そんな私がMなんておかしいですよね」
自虐的に笑ったが、秋彦の反応はなかった。
「……だからか」
「えっ?」
「このテントの中、なんか匂うなと思ってたけど志歩の分泌の匂いだったんだな……」
「なっ……何を……」
秋彦は急に冷たくきつい口調に変わっていた。『さん』付けもなくなっている。
「野性的な雌の匂いだ……さっき激しく責められてる理依を見て興奮したのか?」
一方的に決めつけるような、厳しい声。
「やめてくださいよ……そういうのじゃないですから……」
彼がドS口調で詰っているというのはすぐに気付いた。
しかしそれに乗るような気分には到底なれなかった。
「やめて欲しいのはこっちの方だ。友達の旦那とテントで二人きりだというのに、よくも恥ずかしげもなくこんな匂いを充満させたものだな」
「……千田さん。怒りますよ?」
自虐的に笑ったが、秋彦の反応はなかった。
「……だからか」
「えっ?」
「このテントの中、なんか匂うなと思ってたけど志歩の分泌の匂いだったんだな……」
「なっ……何を……」
秋彦は急に冷たくきつい口調に変わっていた。『さん』付けもなくなっている。
「野性的な雌の匂いだ……さっき激しく責められてる理依を見て興奮したのか?」
一方的に決めつけるような、厳しい声。
「やめてくださいよ……そういうのじゃないですから……」
彼がドS口調で詰っているというのはすぐに気付いた。
しかしそれに乗るような気分には到底なれなかった。
「やめて欲しいのはこっちの方だ。友達の旦那とテントで二人きりだというのに、よくも恥ずかしげもなくこんな匂いを充満させたものだな」
「……千田さん。怒りますよ?」