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他人の妻、親友の夫
第2章 欲望の渇き
確かに海晴には腹を立てたが、その腹いせに自分も他の男と愉しもうなどという考えはなかった。
「じゃあ濡らしてないというんだな?」
念を押すように訊かれ、返事に窮してしまう。
確かに、志歩の女の部分は濡れていた。
「どうなんだ?」
「……濡れてません」
「ほう……だったら確かめてやる。ズボンとパンツを下ろしてみろ」
「嫌ですよ……そんなの」
「口答えするな」
声量こそ抑えられているが、厳しく叱られた。
全身から血の気が引いていき、ふらりと脳が揺れる。
「早くするんだ……」
強く命令され、心が揺さぶられた。
もちろん夫以外の男にそんなところを見せる訳にはいかない。
それはわかっていたが、落ち着かない気分になる。
志歩は無言のまま寝巻き代わりのジャージをずり下げ、ショーツも膝まで下げてしまう。
「じゃあ濡らしてないというんだな?」
念を押すように訊かれ、返事に窮してしまう。
確かに、志歩の女の部分は濡れていた。
「どうなんだ?」
「……濡れてません」
「ほう……だったら確かめてやる。ズボンとパンツを下ろしてみろ」
「嫌ですよ……そんなの」
「口答えするな」
声量こそ抑えられているが、厳しく叱られた。
全身から血の気が引いていき、ふらりと脳が揺れる。
「早くするんだ……」
強く命令され、心が揺さぶられた。
もちろん夫以外の男にそんなところを見せる訳にはいかない。
それはわかっていたが、落ち着かない気分になる。
志歩は無言のまま寝巻き代わりのジャージをずり下げ、ショーツも膝まで下げてしまう。