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他人の妻、親友の夫
第2章 欲望の渇き
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翌朝。
身体も精神も興奮していた志歩は深い眠りにつけることなく朝を迎えていた。
午前六時前であったが、寝ている二人を起こさないように静かにテントの外へ出る。
タオルを持ち川岸に向かうと、すでに起きていた秋彦が顔を洗っていた。
「ッッ……」
一瞬躊躇ったが、そのまま彼の隣へと歩いていった。
「おはようございます……」
「あ、おはようございます」
タオルで顔を拭いた後、眼鏡をかけながら彼が頭を下げる。
「すいません……昨夜は……」
申し訳なさそうにする秋彦を見て、昨夜の鬼畜な淫魔と同一人物には到底思えなかった。
「いえ……」
短く答え、志歩も川の水を掬って顔を洗う。
冷たい水は顔だけでなく心も清めてくれた。
「いいんです……私も、本当は一度、あんな風にされてみたかったのかもしれません……」
「えっ!?」
彼の反応を見ず、志歩は勢いよく立ち上がってテントへと小走りで帰っていく。
それほどの運動量ではないのに、胸は激しく脈打っていた。
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翌朝。
身体も精神も興奮していた志歩は深い眠りにつけることなく朝を迎えていた。
午前六時前であったが、寝ている二人を起こさないように静かにテントの外へ出る。
タオルを持ち川岸に向かうと、すでに起きていた秋彦が顔を洗っていた。
「ッッ……」
一瞬躊躇ったが、そのまま彼の隣へと歩いていった。
「おはようございます……」
「あ、おはようございます」
タオルで顔を拭いた後、眼鏡をかけながら彼が頭を下げる。
「すいません……昨夜は……」
申し訳なさそうにする秋彦を見て、昨夜の鬼畜な淫魔と同一人物には到底思えなかった。
「いえ……」
短く答え、志歩も川の水を掬って顔を洗う。
冷たい水は顔だけでなく心も清めてくれた。
「いいんです……私も、本当は一度、あんな風にされてみたかったのかもしれません……」
「えっ!?」
彼の反応を見ず、志歩は勢いよく立ち上がってテントへと小走りで帰っていく。
それほどの運動量ではないのに、胸は激しく脈打っていた。