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他人の妻、親友の夫
第1章 禁断の目醒め
子供が出来ないことに先輩が焦りを覚えていることは知っていた。
「あの人、優しすぎるから……」と言った理依の顔が脳裏に甦る。
「そんなことで……本当に妊娠に役立つんでしょうか?」
夫に代わり志歩が問い掛けた。
「それは定かではないけど……古代の日本では妊娠のために夫婦が祭りの夜にそうしたことをしていたという記述は残っているみたいです」
「えっ……でも……それって……」
自分の夫の子供を身籠るとは限らないんじゃ……
当然の不安を抱いた志歩に秋彦は付け加えた。
「もちろんパートナーを入れ替えるときは避妊を行います。あくまで刺激を与えれば現状が変わるのではないかという希望的観測です」
エグいことも彼が語ると不思議と学術的な話題に聞こえてしまう。
「あの人、優しすぎるから……」と言った理依の顔が脳裏に甦る。
「そんなことで……本当に妊娠に役立つんでしょうか?」
夫に代わり志歩が問い掛けた。
「それは定かではないけど……古代の日本では妊娠のために夫婦が祭りの夜にそうしたことをしていたという記述は残っているみたいです」
「えっ……でも……それって……」
自分の夫の子供を身籠るとは限らないんじゃ……
当然の不安を抱いた志歩に秋彦は付け加えた。
「もちろんパートナーを入れ替えるときは避妊を行います。あくまで刺激を与えれば現状が変わるのではないかという希望的観測です」
エグいことも彼が語ると不思議と学術的な話題に聞こえてしまう。