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他人の妻、親友の夫
第1章 禁断の目醒め
志歩は首は動かさず視線だけで理依を見る。
いつも冷静でしっかりした先輩は顔を赤くしながら俯いていた。
しかし反論はしない。
「いいかも、しれませんね……」
「志歩っ!?」
夫の海晴は提案を受け入れた妻に驚く。
彼のジョークが実現することになり、一番驚いたのは彼自身であった。
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陽が傾くと河原の賑わいも少しづつ消えていく。
百瀬夫妻、千田夫妻がテントを張る頃には人影はなくなっていた。
火を起こし、それを囲むように四人が腰掛ける。
外灯などもちろんなく、聞こえる音は川の流れだけ。
平然を装っているが四人ともが緊張しているのは明らかだった。
花火の火薬臭が風に流されて消えた頃、最年長の秋彦が立ち上がる。
「そろそろ休みましょうか……」
その合図に志歩はビクッと震えた。
理依は夫を見上げ小さく頷く。
普段はちゃらけてばかりの海晴はこんなときに限って気が小さい。枝を握って焚き火を弄っていた。
いつも冷静でしっかりした先輩は顔を赤くしながら俯いていた。
しかし反論はしない。
「いいかも、しれませんね……」
「志歩っ!?」
夫の海晴は提案を受け入れた妻に驚く。
彼のジョークが実現することになり、一番驚いたのは彼自身であった。
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陽が傾くと河原の賑わいも少しづつ消えていく。
百瀬夫妻、千田夫妻がテントを張る頃には人影はなくなっていた。
火を起こし、それを囲むように四人が腰掛ける。
外灯などもちろんなく、聞こえる音は川の流れだけ。
平然を装っているが四人ともが緊張しているのは明らかだった。
花火の火薬臭が風に流されて消えた頃、最年長の秋彦が立ち上がる。
「そろそろ休みましょうか……」
その合図に志歩はビクッと震えた。
理依は夫を見上げ小さく頷く。
普段はちゃらけてばかりの海晴はこんなときに限って気が小さい。枝を握って焚き火を弄っていた。