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他人の妻、親友の夫
第3章 嫉妬と憧憬
しかし彼がしていたことをそのまま真似するということは、海晴のはプライドが許さなかった。
志歩の舌を痛いほどに吸い、パジャマ代わりのTシャツを捲し上げ乳房をぎゅっと手で潰す。

「こ、ここでするのっ……」
「ああ。今すぐって言っただろ?」

廊下に妻を押し倒す。
自分でも驚くほど、彼は妻を求めていた。

乳首に吸い付き、脇や横腹を擽る。
笑いながら喘ぐ志歩はまだまだ余裕があるように見えた。
あの准教授に身体を弄ばれ、自我を失った妻の姿にはほど遠い。

ズボンとショーツを一緒にずり脱がし、顔を脚の間に捩じ込む。

「い、今トイレ言ったばかりだからっ……」

志歩が激しく抵抗した。普段の彼ならそこで一旦勢いを弱める。
だが今の彼は妻が躊躇うほど責めたかった。

ほわっと排尿の残り香が鼻腔をつく。
アブノーマルな性交というものに、海晴はこれまでどこか嫌悪を抱いていた。
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