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よくある恋愛モノ 〜おあずけ〜
第8章 オレもキミが好きってことだよ



しぶしぶ一つ取出し、口に含んだ



「どう?」



陽菜乃はムービーモードで兄を撮りながら質問する



「別に……!?」



突如顔を歪め咳き込み出す凪



「なっ……ゥグッ…何を……っ?」



苦しむ凪を余所に、陽菜乃は声を立てて笑っている



「激辛唐辛子入りチョコだよ!

美和ちゃんがね、ちゃんと勉強してほしいからって」

「だからって……こんなっ」



やっと息を整え、凪は妹を睨み付けた



「あと、これ以上授業とかサボるなら別れるって」

「!?」



凪の顔に僅かに焦りが浮かぶ



「ふん、脅しだな」



と言ってみるも、



「さぁね〜」



と返されると逆に自信がなくなる



「まぁいい。

おい、これ持って帰れ」

「ひどーい! せっかくのチョコを」

「これはチョコじゃない! こんなもん全部食えるかよ!

斎藤にでもやればいいだろ!」



勢い余って発した言葉に、陽菜乃はあっと反応した



「斎藤くんは……いい人だから」



そういいながら陽菜乃の顔に浮かぶのは

後悔?

罪悪感?



「皆、本当はいい人なんだよ。

ううん、少なくとも今は……」



“なんで……”



「なんでお前がそんな顔すんだ。

お前がどこの誰といたって関係ない」



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