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第1章 俺を裏切るな！

最後に謝ろうと口を開くが、もうそんな気力はない

そのままゆっくりと、美和の姿は薄れていった−−−



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美和は驚いていた

目を閉じて眠りについた凪から、涙が零れたからだ

もしかしたら、熱のせいかもしれない

でも……



“熱くて、辛かったんだよね”



美和は半ば自分に言い聞かせるようにしながら凪の頬を撫でた



“明日また来るよ”



大丈夫、分かってる

もう貴方を一人になんてしないから−−−